税理士事務所の生き残る道を考えるときには~砂山のパラドックス~

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こんにちはMogBeeの管理人②です。
沖縄で妻、息子(長男0歳)と生活しているウチナームーク(うちなんちゅの婿)です。

AIに代替される職業に税理士業がよく挙げられている。
そして、それを反論している書籍も多数存在していて、
「人間にしかできないコンサルティングがあるはずで、経営者のそばに寄り添える税理士業はまさに独壇場だ」的な文章を目にする。

そして税理士事務所では
「わが社が提供できるコンサルティングを考えよ」とか
「利益をさらに増やすにはどのような付加価値を提供することができるか考えよ」―とスタッフに宿題が与えられたりするのは同業者内で耳にする話である。

自分たちのコンサルティング業務を考えることが、正にコンサルタントのプロセスそのものだ、と私は考えている。

そこで、ヒントとなる考え方はMBAで学ぶフレームワークだったり、解像度を深堀していく作業である。

たとえば
利益のことを考えるときにはフレームワークの一つとしては
利益=売上―費用
そこからさらに売上に目を付けたとして

①売上は量×単価にさらに解像度を上げられる

②別の切り口で売上は新規顧客or既存顧客という捉え方もできる

③税理士事務所っぽい売上の別の切り口は、法人税に係るものor所得税に係るものor相続税に係るものor消費税に係るもの なんて捉え方もできる

そこで①と②を掛け合わせれば4パターンのアプローチが考えることができて、どこの領域をテコ入れしようか検討しやすくなるというわけだ。

このように攻める領域を見える化して検討を行うと効果的で且つ議論が進みやすい。
漠然に又は曖昧に「アイデアを出せ」と言われても、なかなか出ないものである。

最近、砂山のパラドックスという言葉があることを知った。

砂山のパラドックスとは?:砂山のパラドックス – Wikipedia

定義や条件を整えないと論じることが難しいという意味もあるらしい。
はるか昔からこんな文化的な思想にパワーをかけていたギリシャ人ってすごいぁと驚嘆した沖縄の税理士でした。

沖縄は梅雨に入った模様です。

MogBeeは沖縄県那覇市を拠点に、エグゼクティブコーチング、キャリアアドバイス、サービス業の品質チェックを得意としています。沖縄の衣・食・住に加えて、これまで旅した海外・日本全国の情報や、リスキリング、キャリア、教育、子育て、お金の話を発信していきます。

自分を大切に  管理人②より

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