こんばんは、MogBeeの管理人①です。
沖縄で夫、息子(長男0歳)と生活しているうちなんちゅです。
出産してからというもの慣れない育児に奮闘する毎日で、大好きな読書の時間から遠ざかっていたのですが、久しぶりに本を読みました。
「汝、星のごとく」 著:凪良 ゆう
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000366625
以前読んだ小説でファンになった凪良ゆうさん。
新作が本屋大賞を受賞していて、気になっていたのです。
寝る間を惜しんで2日で読みました。
今回の作品も文章が素敵で、忘れないようにメモしておきたい言葉がたくさんありました。
心に染みた言葉はたくさんあったのですが、1つは北原先生の言葉で
「自分で自分を養える、それは人が生きていく上での最低限の武器です。結婚や出産という環境の変化に伴って一時的にしまってもいい。でもいつでも取り出せるよう、メンテはしておくべきでしょうね。いざとなれば闘える。どこにでも飛び立てる。独身だろうが結婚していようが、その準備があるかないかで人生ちがってきます。」
「汝、星のごとく」本文より引用
ちょうど育児中の私にはドスンと胸に響く言葉でした。
もう1つは、櫂の言葉で
「感情を揺らすと喚きたくなるから、グラスの縁いっぱいまでそそがれた水をこぼさないようにそうっと生きている」
「ぎりぎりグラスの縁でもちこたえていたものを、俺が余計なものをそそいだせいであふれさせたのだろう。決壊寸前の心には、それがたとえ夢や希望という美しいものであっても負荷なのだ」
「汝、星のごとく」本文より引用
生きていれば日々悩みは尽きないですし、仕事で悩んでいる方の話を聞く機会も多いのですが、この表現は本当にしっくりくるなと。
誰かの話を聞くとき、自分が何か言葉をかけるときに、決して忘れないようにしよう。
瀬戸内の島が舞台で海のシーンがたくさん描かれているのもよかったな。
みなさんは夜の海ってじっくりみたことありますか?
私は東京に住んでいた時、沖縄に帰ってくると夜の海へドライブに行き、ぼーっと眺めているのが好きでした。
昼の海とは全然違う吸い込まれそうな恐怖感と、海から離れると迎えてくれる温かい街の光のコントラストが心を穏やかにしてくれるんですよね。
この本を読んで、沖縄の南国の海とはまた違った、穏やかだけど力強い瀬戸内の海をゆっくり見たいなと思いました。
MogBeeは沖縄県那覇市を拠点に、エグゼクティブコーチング、キャリアアドバイス、サービス業の品質チェックを得意としています。沖縄の衣・食・住に加えて、これまで旅した海外・日本全国の情報や、リスキリング、キャリア、教育、子育て、お金の話を発信していきます。